人気店の予約枠転売?炎上「食オク」社長の考え 1席あたり20万するものもあり、賛否両論呼ぶ

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食オクのWebサイト(写真:「食オク」サイトより)

数カ月先でも予約が超困難な飲食店と連携し、店の予約枠をオークションで販売。中には1席で20万近くに上るものも――。

常連客以外はめったに入れないお店の予約権をオークションする「食オク」は画期的なサービスとして話題を呼ぶ一方、「転売行為なのではないか?」とSNS上では賛否両論の意見が飛び交った。「食オク」の運営会社の社長はそれらの声をどう受け止めているのか。話を聞いた。

食オクは、店側で予約のキャンセルが出た席や、通常の営業以外の時間帯の「予約枠」をWebサイト上でオークションにかけるというサービスだ。落札者は落札価格と、システム手数料として落札額の10%を支払う必要がある。

この売り上げの10%は食に関連する団体に寄付し、残りを飲食店と食オクがシェアするという、ビジネスモデルだ。

類似サービスとの違い

2022年8月にサイトをリリースし、2023年2月時点で5900人がユーザー登録している。そのうち22%を外国人が占める。

予約困難店を予約できるサービスでは、2017年にローンチされたOMAKASEが有名だ。予約枠の購入は基本的に、早いもの勝ちで、客が1席につき390円の予約手数料を支払う必要がある。

2021年6月には、GMOインターネットがOMAKASEを子会社化。その時点で230店舗以上が掲載されており、ユーザー数は25万人となっている。

OMAKASEと食オクは、どちらも予約困難店の予約枠販売という部分で共通しているが、違う点は、食オクはオークション形式によるもの、という部分にある。

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