DeNA社長、任天堂との提携の狙いを語る

数億人が遊ぶ「ヒット」連打目指す

 4月1日、任天堂がスマートフォン向けゲームに参入する。写真はDeNAの守安功社長。千葉で2011年9月撮影(2015年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 1日 ロイター] - 任天堂<7974.T>がスマートフォン(スマホ)向けゲームに参入する。

提携相手のディー・エヌ・エー (DeNA)<2432.T> の守安功社長は1日、ロイターのインタビューに応じ「マリオ」など任天堂のキャラクターの強みを生かし、世界で数億人のユーザーが遊ぶヒットゲームを連打していく考えを示した。

また、現行のスマホゲームのヒットタイトルは、くじ引き方式の「ガチャ」に代表されるように、特定のユーザーから多くのお金を徴収するモデルが多い。ただ、守安社長は、任天堂と共同開発するスマホゲームは、地域や年齢層を限定せずに幅広いユーザーに受け入れられるものになる可能性が高いため、新しい課金モデルの構築にもつながるとの見方を示した。

月商30億円超のヒットを

――任天堂と共同開発するスマホゲームで、どの程度のヒットをねらうか。

「マリオなどは世界中にファンがいるので、世界で数億人が遊ぶゲームを目指す。なにか有力な1本の成功というよりは、任天堂には多くのキャラクターIP(知的財産)があるので複数のヒットタイトルを作りたい。そうした話は岩田さんとしている」

「売り上げベースでヒットとは月商10億円が1つの目安。まだ岩田社長と共通認識があるわけではないが、私の考えとしては、DeNAで最も大きなヒットは『怪盗ロワイヤル』の月商30億円。それは日本が中心だった。でも、任天堂のIPは世界で戦える。だから、それを超えるものは出していきたい」

―― ヒットはどのくらいのペースで出していきたいか。

「すべてのゲームに入魂するが、ぜんぶがヒットするかどうかは難しいのがスマホゲーム。だから、任天堂とは最初の1本がだめなら終わりという提携ではない。1本目からヒットしたらうれしいし、2本目、3本目と出していって、複数のヒットを出したい。最初からうまく行ったらどんどん出していくだろうし、『どうかな』と思えば、方法を変えて攻めていくこともある」

次ページ広く・薄くの課金モデル
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