パズドラとマリオ、コラボで狙うメガヒット 両社が持つ強みを生かした連携
「僕は、かつてないくらい今日は緊張しています。人生でこんなに吐き気がするほど緊張することってあるんだな、というくらいです」
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは1月8日、新作発表会を開催した。森下一喜社長が冒頭のコメントともに紹介したのが、自社の「パズル&ドラゴンズ」と任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」がコラボレーションした新作タイトル。ニンテンドー3DS用ソフト「パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズエディション」として、4月29日に発売予定だ。
世界中のマリオファンに向けたパズドラ
人気スマホゲームとしておなじみのパズドラだが、2013年12月にニンテンドー3DS用ソフトとして発売した「パズドラZ」も、累計150万本を販売したヒットタイトルとなっている。
手応えを感じた両社が続編を検討して浮上したのが、今回のマリオとパズドラのコラボだった。
発表会にはマリオの生みの親である任天堂の宮本茂専務も登壇し、「マリオが単なるゲストキャラクターとして出てくるコラボでなく、もっとマリオらしくやりませんか」と提案したエピソードなどを明らかにした。
今回のコラボは、両社にとって相乗効果が見込めそうだ。
スマホゲームのパズドラは世界33カ国・地域で展開し、累計900万回ダウンロード(北米600万、韓国200万、香港・台湾100万)されている。ただし国内の累計3300万ダウンロードという記録的な数字と比べると、もの足りなさは否めない。今回の3DS向けタイトルは任天堂が海外販売を手掛け、宮本専務も「世界中の人に楽しみにしてもらえるものになった」と太鼓判を押す。世界中のマリオファンが、パズドラを手に取るチャンスが期待できそうだ。
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