冷えた体にだしが旨い「大根の煮物」美味に作る技 大根は冬が旬!日本酒やビールとの相性が最高

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冬の時期に食べたい大根料理がもう1品。大根おろしです。

大根は辛いのが好きであれば皮ごと、マイルドにしたければ厚めに皮を剥き、おろし金でおろしていきます。大根が辛くなるのは酵素反応によるもので、その前駆体は皮に多く含まれているからです。大根の細胞を潰すことでも酵素反応は進むので、甘い大根おろしにするためには優しくおろすこと。

大根をおろしているところ
切れ味のいいおろし金を使うと極上の料理になります

大根が太いと手のひらに収まらないので、縦に二、あるいは四等分に切ってからおろしてもいいでしょう。

安価なおろし金で大根をおろしているところ
安価なおろし金を使う場合はとくに力を入れずに円を描くようにおろします

キッチンペーパーで余分な水気を切ります。切った水気ははちみつとレモン汁を加えると大根のジュースとして提供できます。

余分な水気を切った大根おろし
不織布タイプのキッチンペーパーが使いやすいでしょう

しらすをのせてもいいですが、おすすめはうずらの卵。

うずらの卵をのせた大根おろし
うずらの卵は割りにくいので尖っているほうを叩き、ハサミで切ると扱いやすいです

しょうゆをひとたらしすれば出来上がり。焼き鳥屋さんの定番のお通しですが、ビールにも合います。

出来上がった大根おろし
うずらの卵がなければ卵の黄身でも

大根は冬がおいしい野菜。今のうちに冬の滋味を楽しみましょう。

(写真はすべて筆者撮影)

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樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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