「34歳で仕事リタイア」した僕がお金を貯めるまで 忙しい会社員にもできる「配当投資」のコツ
投資の利益には次の2種類があります。
②その金融商品を保有することで利息や分配金、配当を得る・・・インカムゲイン
私がマーケットに張り付くようにしていたのは、キャピタルゲインを狙っていたからです。安く買って、高く売る投資をしていたので、「どのタイミングで売るか」が常に大問題でした。できる限り高くなったときに売ろうと思うと、それこそマーケットから目が離せなくなってしまうのです。キャピタルゲインを狙った株式投資やFX、仮想通貨への投資などは、乱高下がついて回るので常に不安との闘いになってしまいます。
「配当投資」なら売却をしなくても利益が得られる
一方、インカムゲイン狙いの投資とは、例えば、今回のような配当投資がこれにあたります。売却して利益を得るキャピタルゲインに対して、保有するだけで自動的に利益が得られる投資です。
例えば、配当投資であれば、その株に投資をしたら、もうそれだけで自動的に配当金があなたの口座に、一定期間ごとに振り込まれます。投資するその株ごとに配当金が「年〇%」と決まっていて、「(あなたがその株に投資している)総資産」×「年〇%」が利益として得られます。
「保有するだけで」というところがポイントです。「売却をしなくても利益が得られる」ということは、タイミングを見計らう必要がなくなりますので、株価チャートに張り付く必要がなくなるのです。「米国株」高配当再投資法が“ほったらかし”でもFIREできるのは、この「配当投資」だからです。
株の値動きがまったく関係ないかと言うと、ウソになります。株価というのは、その企業の業績を如実に反映しています。株価が下がる場合には、業績も落ちていることが多く、業績が落ちたら、配当も減る可能性があるからです。
しかし、そもそもが「株の値動きの差」を利益にしているキャピタルゲイン狙いの投資から比べると気にする必要は格段になくなりますし、さらに、これまでどんな経済ショックがあっても減配をしてこなかった「超優良高配当企業」に投資をすることで、あなたは99%株価チャートから解放されます(投資に100%はないので、100%とは言えないのが、もどかしいのですが)。
実際、過去にリーマンショックをはじめとする世界的な経済ショックがありましたが、それらを乗り越えて配当を出し続けている銘柄がいくつもあります。これが配当投資の大きなメリットです。ある程度の収入の見込みが立つので、比べものにならないほど安心感は大きくなります。
私がFIREするための原資を作るのに利用した金融商品は、相場の下落時のリスクが限定的な高配当商品だったので、このたびのコロナ禍にあっても配当が支払われ、本当に心強かったです。
もしもキャピタルゲインを狙った投資を続けていたら、FIREどころか資産額が激減して真っ青になっていたことでしょう。
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