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NHKの受信料は本来「健康保険」のような制度 批判する人に冷たく、国民を説得しない

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公共放送制度の必要性と、NHKという組織の維持とは分けて考えるべきだ。

インタビューを受ける東京大学教授の林香里氏
林 香里(はやし・かおり)/東京大学教授。ロイター通信東京支局記者、独バンベルク大学客員研究員などを経て、東京大学大学院情報学環教授。専門はジャーナリズム、メディア研究。著書に『メディア不信 何が問われているのか』など(記者撮影)

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なぜ受信料制度は国民から理解を得られないのか。メディア学が専門の林香里氏(東京大学理事・副学長)に、公共放送の未来について話を聞いた。

──NHKはネット配信事業を本格化させようとしています。

ネットが私たちの生活に欠かせない存在となった今、NHKもネットに進出するしか道はない。しかし、NHKが本当に必要だという理由づけをきちんと説明しない限りは、新事業について国民の理解を得るのは難しいだろう。

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