中居正広の復帰が日本中を笑顔にする3つの理由 なぜ“死"“ヤバイ"という言葉を使ったのか
なぜ中居さんは見ているこちらが反応に戸惑うほどの自虐をはるかに超えたブラックジョークを使ったのでしょうか。
「今後何があるかわからない」の真意
中居さんが「死」などの衝撃的なフレーズをあえて使ったのは、「臆測で書かれたネットニュースをストレートに打ち消すことで、心配してくれた人を1回で安心させようとしたから」でしょう。「今後も死亡説がくすぶる」という状態にならないためにも、「自分から切り出し、明言しておこう」という意志が感じられます。
また、芸能界屈指のMCである中居さんだからこそ、「自分なら“死”もブラックジョークにして笑わせられる」というトーク力への自負もあったのではないでしょうか。
しかし、人間は心の中でまったく思っていないことをあれほど連呼しないものだけに、中居さんが約半年間、多少なりとも「死ぬかもしれない」と感じたことの証しにも見えました。芸能生活35年を超え、50代に入ったタイミングだけに、休養期間で生死や人生について考えるほうが自然でしょう。
実際、14日に復帰したラジオで中居さんは、「これは僕が体調を壊したから言えることかもしれないですけど、『今後何がどうなるか』はわからないです。かといって、『悔いの残らないように噛み締めながら楽しもう』なんてそういう風な考え方には全然なんなくて」と率直かつ意味深にコメントしていました。「今後何がどうなるか」の中には、それがいつかはさておき、「『死ぬかもしれない』が含まれている」というニュアンスを感じさせられます。
このコメントは臆測を呼ぶところこそあるものの、悲壮感がないことを明言するなど、「ファンには嘘をつきたくないけど、できるだけ安心させたい」という誠実な姿勢によるものでしょう。
あらためてこの半年間を振り返ると、中居さんは「できれば体調関連のことは言いたくない」という姿勢を貫いてきました。
まず昨年7月14日に急性虫垂炎で入院したものの、同18日に退院。復帰の場では、「いろいろとご迷惑をおかけしました」と詫びたあと、「こういうので騒動になるのイヤなんだよな」と無念の表情でコメントしていました。「長時間の生放送特番『音楽の日』(TBS系)を急きょ休んでしまった」という責任感から、時系列で詳細を明かしたのです。
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