実は「糖質こそ健康にいい」と言える科学的な根拠 オートミールを食べても幸せホルモンは出ない

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体だけでなく心の健康も重視する「ウェルビーイング」という価値観から、オートミールやフルーツグラノーラの「おいしさ」と「健康」の関係を紹介します(写真:Dragon Images/PIXTA)
ここ数年、爆発的に普及したオートミール。「米化レシピ」なども人気で、ダイエットに興味を持つ層を中心に幅広く浸透しています。食物繊維が豊富で健康にいいイメージが先行するオートミールですが、実はある側面ではフルーツグラノーラのほうがさらに健康にいいとする研究が最近発表になり話題になっています。
ポイントとなるのは、体だけでなく心の健康も重視する「ウェルビーイング」という新たな価値観にあります。著名なマーケターである藤田康人氏の著書『ウェルビーイングビジネスの教科書』より、一部抜粋、加筆、再編集してお届けします。

オートミールは幸せホルモンが出ない

オートミールはここ数年で人気が急上昇した食品の代表例です。

全国のスーパー、コンビニなど販売動向を調査している「インテージSRI+」によると、2021年対2019年比で、オートミールの売り上げは854%増という驚異的な数字を記録しています。

ここまで人気になった理由として、SNS発の情報で「ダイエットに効果的」「健康にいい」というイメージが流布され、テレビ、雑誌といったマスメディアもその効果を取り上げたことでコロナ禍でもヒットにつながったと言えるでしょう。

確かにオートミールは、「食物繊維が豊富」「血糖値が上がりにくい」などの特徴があり体の健康にいいのは間違いありません。一方でおいしさに欠けるという評価もある中で「心」の側面からひもとくと、必ずしも健康にいいとも言えないかもしれないようです。

大手菓子メーカーの「カルビー」と、幸せホルモン研究の第一人者である山口創・桜美林大学教授の共同研究で興味深い事実が明らかになりました。

朝食によく食べられる「オートミール」「パン」「ごはん」「フルーツグラノーラ」の試験食を、18歳~37歳の健康な女性12人に食べてもらい、朝食前後のαアミラーゼの変化量を調べました。αアミラーゼはストレスを測る指標になる酵素で、多いほうが高ストレスであると言われています。

その結果、オートミールが最も多くαアミラーゼが分泌されていることがわかったのです。

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