ローソン新浪社長、震災対応を語る 「ライフラインを支えるという強い義務感がある」【震災関連速報】

--被災状況は。

刻々と変わっていったんですが、最終的には使えない店が85店舗かな(21日夕方現在)。この中には福島第一原発から30キロ圏内の店もありますから、基本的には営業ができない店、営業ができるけれどモノ(商品)がない店、店を復旧する必要がある店、崩壊してしまった店、などランク分けして、修繕が必要な店にはエンジニアを派遣して直させている。

商品が入ると、地元のお客様が安心する。これは経験上、すごい大きいんです。明かりがついている、だからそこに行けば、少なくとも食べたいものはあるぞ、いざとなっても大丈夫だぞ、という安心感がある。だからライフラインとしてのわれわれの役割をどう早く作るかが、すごく重要な要素。モノがなくなったら閉めている。でも今週半ばくらいになると商品が8割方入りますから、安心して使ってもらえるようになる。

--関西からも物資を持ってきているようですね。

関西から持ってきたのは2つあって、1つは(被災地の)支援用の物資。パンとおにぎりを小牧(愛知)へ持ってきて、小牧から自衛隊機で飛ばした。もう1つが、関東にも商品がなかった。特に原料を中心に、東北へどんどん回していたことも影響した。関東のお客さんには大変ご迷惑をおかけしたんですが、事前告知をして、「申し訳ない」と。まず、経営的な判断で何を優先させなければいけないか。やはり東北の安心感でしょう、ということで東北に回した。

関西のおにぎりを作るキャパシティがまだあるんで、これを陸路を使って近畿から首都圏へ回した。今回、関東の千葉を中心とした工場や物流センターが大ダメージを受けたので、相当機能不全になっている。それを中部ならびに近畿でバックアップした。

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