「マツケンサンバ」が今なお圧倒的に愛される理由 「世代問わず」「理屈抜きに楽しい」がスタンダードに

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年始も6日に放送された「マツコ&有吉かりそめ天国」(テレビ朝日系)の「華がある」というトークテーマで有吉弘行さんが「松平健さんのマツケンサンバも凄い」と名指しで絶賛。8日には東京・代々木第一体育館で行われたBリーグ・アルバルク東京VS川崎ブレイブサンダースのハーフタイムショーで「マツケンサンバⅡ」を披露。松平さんは試合前から観客とダンス練習をするなどのサービス精神を見せるなど、話題を提供し続けています。

ポジティブな全シーンにフィット

あらためて同曲のヒットを振り返ると、「マツケンサンバ」は1990年代に松平さんの舞台などで歌われ、テレビでも何度か披露していましたが、人気に火がついたのは「マツケンサンバⅡ」として一般発売された2004年。「第46回輝く!日本レコード大賞」(TBS系)の特別賞を受賞し、「第55回NHK紅白歌合戦」に出演するなど、数年間にわたるブームを巻き起こしました。

その後も時折テレビで披露していましたが、現在の盛り上がりにつながるきっかけとなったのはコロナ禍に突入した2020年。松平さんはYouTube チャンネル「マツケンTube」を立ち上げ、動画がジワジワと注目を集める中、東京オリンピック開会式・閉会式への出演待望論がネット上に飛び交いました。

けっきょく出演こそなかったものの、その人気は衰えるどころか過熱したことで、2021年末はJRAの「第66回有馬記念」とコラボしたほか、大みそかには「第72回NHK紅白歌合戦」に17年ぶりの出演。YouTubeに加えてTikTokでも人気を集め、グッズも完売するなど、再ブームとして脚光を浴びています。

特筆すべきは、その曲や踊りがすべての1年すべてのポジティブなシーンにフィットすること。新年の祝い、春の到来、夏祭り、収穫祭、運動会や文化祭、年の瀬のイベントなど、あらゆるポジティブなシーンにフィットし、松平さんだけでなく日本中の人々が歌い踊って楽しむことができます。

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