家の片づけ、ものが詰まった収納整理がポイント 見えない場所にしまっているのは必要ないから

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3.テレビボードを片づける

次はテレビボードだ(もし持っているなら)。テレビボードは大きな家具なので、いらなくなったこまごまとしたものがたまりやすい場所でもある。あまりにもゴチャゴチャしているので、探しものがあるときは見つからなくてイライラする。だから今すぐに、なんとかしよう。

最初に処分するのは、必要ない電子機器やコード、誰も使っていないDVDやゲームだ。電子機器は自治体が定めるリサイクル方法を確認して正しく処分すること。そして使っているデバイスをきれいに並べ、コードはできるだけ目につかないように隠す。

DVDやCD、ゲーム機器などは、すぐに使えるようにとそのへんに放置している人も多いだろう。しかし、その習慣は改めなければならない。何でも見えるところに置くのではなく、引き出しなどに収納する。引き出しがものでいっぱいだというなら、すっきりさせる方法を次のステップで見ていこう。見えるところにものを置くほど、気が散ってストレスがたまる原因が増えることになる。

4.収納エリアを深掘りする
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リビングとファミリールームを抜本的にミニマル化するうえで、もっとも影響力が大きい場所の1つが、外からは見えない場所、つまりキャビネットや引き出しなどだ。一見するとすっきり片づいているようだが、見えない場所にはものがパンパンに詰まっていて、あなたもそれを自覚している。実際のところ、そのパンパンの収納エリアから必要なものを取り出すときに、時間がかかって大変な思いをしているのもあなた自身だ。だからここは、心を鬼にして不要なものを一掃しよう。

トランプやマッチ、古い雑誌、季節外れの装飾品、読み終わった本、ソファにかけるブランケット。どれも「いつか使うかも」という理由で、リビングやファミリールームの収納にため込まれているものだ。他にもまだまだたくさんある。しかし、本当に「いつか使う」のだろうか?

多くの人にとって、見えない場所にしまってあるものは、何年も必要なかったものだ。そもそも、なぜそこにしまうことにしたのか思い出せない人も多いだろう。いらないものはすべて処分して、収納スペースに空きをつくる。そうすれば、本当にとっておく価値があるものをそこにしまうことができる。

5.家具などの「大物」を処分する

こまごまとしたものの処分が終われば、家具などの大きなものについても、本当に必要かどうか判断できるようになる。あなたのリビングやファミリールームでは、どんな「大物」が場所を取っているだろう? 巨大な人工観葉植物? しょっちゅうつまずくオットマン? お祖母さんの形見だけど、実はあまり気に入っていない飾り棚? 座り心地があまりにも悪いので誰も座らないハイバックチェア? みんな座るときには別の場所によけているカウチに置かれたクッション? それらの大きさによって、処分計画を立てる必要がある。

大きな家具を寄付するなら、トラックをレンタルして運ぶ必要があるだろう。処分方法が決まったら、できるだけ早く実行すること! 大物を処分して、解放感を味わおう。

<ミニマル化のチェックリスト>
リビングルームやファミリールーム、グレートルームのミニマル化が完了したことは、どうやって判断したらいいのだろうか? そう思ったら次のチェックリストを参考にしよう。
□この場所にいると落ち着くか? ストレスが減るか?
□この場所は会話をしやすい雰囲気か?
□家族や友人が集まりやすい場所か?
□掃除や整理整頓が簡単にできるか?
□この場所は家族にとって大切なものをわかりやすく伝えているか?
□この場所は家族が充実した人生を生きる助けになっているか?
□家族の価値を促すような場所になっているか?
ジョシュア・ベッカー ミニマリスト運動家

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じょしゅあ べっかー / Joshua Becker

1カ月に100万PVを超えるミニマリズム生活を紹介するウェブサイト「ミニマリストになる(BecomingMinimalist.com)」や人気オンラインマガジン「Simplify」創設者創設者、編集者。雑誌『フォーブス』に寄稿し、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙、「ハフィントン・ポスト・ライブ」「CBSイブニング・ニュース」などのメディアでも活躍する国際的な講演家でもある。 15年にわたって牧師を務め、現在は妻のキムとともに、世界中の孤児に本物の家庭のような環境を提供するNPO「ホープ・エフェクト」を設立。

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