ニューヨークダウ続落、1万8011ドルで終了 ドル高や企業業績への警戒感消えず

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 3月24日、米国株式市場は続落。ドル上昇やそれに伴う企業業績への影響をにらみ、狭いレンジでの取引にとどまった。ニューヨーク証券取引所で撮影(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 24日 ロイター] - 24日の米国株式市場は続落。ドル上昇やそれに伴う企業業績への影響をにらみ、狭いレンジでの取引にとどまった。

ダウ工業株30種<.DJI>は104.90ドル(0.58%)安の1万8011.14ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は16.24ポイント(0.32%)安の4994.73。

S&P総合500種<.SPX>は12.92ポイント(0.61%)安の2091.50。

バイオジェン・アイデック<BIIB.O>が2.4%下げるなど、バイオテクノロジー株が売られた。ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>は8日続伸の後、過去2日で2.9%下落した。

商品価格下落を受けて四半期配当引き下げの方針を示した鉱業大手フリーポート・マクモラン<FCX.N>は0.8%安となった。

産油大手ホワイティング・ペトロリアム<WLL.N>は、債務圧縮のための普通株売り出しと社債発行計画を表明したため、19.5%下落した。

グーグル<GOOGL.O>は2.2%上昇。モルガン・スタンレーのポラット最高財務責任者(CFO)が退任し、グーグルに移籍することが明らかになった。

このところ株価とドルは逆相関の関係が続き、いくつかの多国籍企業はドル高がもたらす悪影響を引き合いに出した業績見通しを明らかにしている。

UBS(ニューヨーク)のシニア株式ストラテジスト、デービッド・レフコウィッツ氏は「今度の企業業績シーズンについて非常に大きな不安があるとは思わない。ドル高とともにエネルギー価格下落の影響も明確に見えてくる」としたうえで、「これら2つの要素はかなり周知されているので、ほとんどの企業が実際に決算を発表する際に予想外の方向に作用することはないだろう。ただし、こうした一時的な材料が第1・四半期の経済成長に影響を及ぼすことははっきりしている」と指摘した。

出来高は低調。BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約52億9000万株で、月初来平均の68億株を下回った。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が下げ1708で上げ1317(比率は1.30対1)、ナスダックが下げ1415で上げ1284(1.10対1)だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         18011.14(‐104.90)

前営業日終値    18116.04(‐11.61)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         4994.73(‐16.24)

前営業日終値    5010.97(‐15.45)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2091.50(‐12.92)

前営業日終値    2104.42(‐3.68)

*内容を追加します。

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