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「ゴルフR」最新型に乗ってわかった凄まじい実力 俊敏さと上質な乗り心地を両立するスポーツカー

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今回乗ったゴルフRに話を戻そう。

「ゴルフ史上最も速い」とメーカーによってうたわれるこのユニットに組み合わされるドライブトレーンは、新世代の高性能「4MOTION」全輪駆動システム。

2つの多板クラッチを使って左右後輪のトルク配分を適切にコントロールする「Rパフォーマンストルクベクタリング」機構が、新型ゴルフRの4MOTIONに組み込まれている。

リアの外輪により多くのトルクを配分し、コーナリング中に車体が外側にふくらもうとする傾向を抑えるはたらきをする。

車体に横方向のGがかかると、直進する力がそがれる。それがフリクションサークルと呼ばれる物理の法則。それを克服するため、トルクベクタリングによって車体の姿勢をコントロールし、なるべく車体がまっすぐになるようにして、直進性を高めるのだ。

加えて、電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」と、アダプティブシャシーコントロール「DCC」(こちらはオプション)を統合制御する「ビークルダイナミクス マネージャー」も用意されている。

「アダプティブシャシーコントロール『DCC』」と235/35R19タイヤと8Jx19アルミホイールは「DCCパッケージ」のオプション(筆者撮影)

ただ速いだけではない

「各ホイールへの最適なトルク配分を実行するための完璧なクラッチコントロールを実現し、機敏で正確なハンドリングを実現」していると、フォルクスワーゲンではうたう。

加えて、車体のロールを抑え、わずかなステアリングホイールの操作に対してもより速く反応するのも、このシステムの利点という。

ドライブしての印象は、そのとおりだった。高速でバカっ速いだけでない。小さなカーブが連続する道でおもしろいほど軽快に走れる。

アクセルペダルの踏みこみに対する反応の速さといい、先代より大型化するとともに、大容量のマスターシリンダーを使ったブレーキによる制動時の正確さといい、ドライバーとの一体感はお見事のひと言。

ステアリングホイールの「R」ボタンでモニターの表示も変わる(筆者撮影)
エアコンやオーディオはモニター下のスライドコントローラーで行う(筆者撮影)

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【ポルシェ911を連想してしまった】

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