「ゴルフR」最新型に乗ってわかった凄まじい実力 俊敏さと上質な乗り心地を両立するスポーツカー

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スポーティーなゴルフといえば、ずっと人気の高いのがゴルフGTI。ゴルフRは、さらにパワフルだ。そしてGTIが前輪駆動であるのに対して、ゴルフRは全輪駆動方式を搭載する。

ゴルフ8ベースに開発された新型ゴルフRは、全長4295×全幅1790×全高1460mm。

全長4295ミリ、全幅1790ミリ、全高1460ミリのボディに2620ミリのホイールベース(筆者撮影)

1984cc4気筒インタークーラー付ターボエンジンで、最高出力は235kW(先代は228kW)、最大トルクは420Nm(同400Nm)。8段ツインクラッチ変速機を擁し、燃費は12.3km/L(WLTC)だ。

ゴルフGTIも、基本的には同じEA888型evo4というユニットだが、燃料噴射システムの設定違いなどで、最高出力180kW、最大トルク370Nmにとどまる(じゅうぶん速いけれど)。

GTIはVWブランド内での伝統的ハッチバックモデルのスポーツバージョン。RはVWからすこしハミ出したプレミアムパフォーマンスブランドのプロダクト、という位置づけと説明される。

ポルシェオーナーの日常使い車になることも

アウディなら「RS」、さらに、BMWなら「M」、メルセデス・ベンツでは「AMG」に相当する位置づけで、日本では先に「T-Roc R」と「ティグアンR」が導入されている。

高性能ゴルフという観点で、GTIとRとを比較すると、前者はVWブランドのファンが多く、GTIというブランドにも思い入れを持っている人だとか。

ブルーをイメージカラーに、専用のスポーティーなハイバックシート装備(筆者撮影)

Rのオーナー像としては、日常的にスポーティなクルマを運転するのが好きなポルシェのオーナーが買い求めるということもあるようだ。それは、フォルクスワーゲン グループ ジャパンの広報担当者から聞いた話だ。

ギアセレクターは信号式で操作はしやすい(筆者撮影)
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