日経平均株価反発、終値1万9560円に 権利取りの動きで、約15年ぶりの高値

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 3月20日、東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米国株がまちまちとなり、手掛かり材料に欠けるなかで利益確定売りが先行した。都内で1月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米国株がまちまちとなり、手掛かり材料に欠けるなかで利益確定売りが先行。ただ押し目買い需要が根強いうえ、3月期末に向けた権利取りの動きなども強く底堅さを維持。引けにかけ先物買いが強まり、日経平均は約15年ぶりの高値水準で引けた。

19日の米国株式市場ではダウ<.DJI>とS&P<.SPX>が反落する一方、ナスダック<.IXIC>は続伸するなどまちまち。ドル/円<JPY=EBS>は120円台後半でもみ合うなど外部環境に方向感が乏しいなかで、序盤は短期的な高値警戒感などを意識した売りに押された。

ただ売り一巡後は下げ渋る流れ。前日に日銀がETF(上場投資信託)買い入れを実施していたこともあり、下がれば公的マネーが入るとの安心感が根強いほか、「これまでの急ピッチな上昇局面で買えていない投資家が多く、押し目買いが入りやすい」(東洋証券ストラテジストの土田祐也氏)という。

また3月期末に向けて配当権利取りの動きも強まっているという。2015年3月期の年間配当予想を従来の4.58―4.63円から8.86円に上方修正したヤフー<4689.T>が出来高を前日比2倍超に膨らませ、6%高となったほか、午後1時に業績および配当予想の上方修正を発表したニッタ<5186.T>は後場一段高となった。

個別銘柄では、ディー・エヌ・エー<2432.T>が東証1部売買代金トップと活況だった。任天堂<7974.T>との資本・業務提携を材料に前日まで連続ストップ高比例配分となっていたが、きょう寄り付きで全株一致となった。その後は売り買いが交錯し荒い値動き。任天堂は反落した。

東証1部騰落数は、値上がり1109銘柄に対し、値下がりが612銘柄、変わらずが151銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19560.22 +83.66

寄り付き    19479.71

安値/高値   19416.63─19565.44

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1580.51 +4.70

寄り付き     1577.25

安値/高値    1568.88─1580.66

 

東証出来高(万株)213014

東証売買代金(億円) 26800.39

 

 

(杉山容俊)

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