インテル半導体製造のリーダー奪回に向け順調 TSMCやサムソン追撃に緊急時対応計画も用意
米インテルは半導体製造のリーダー的地位の奪回に向けて設定した全ての目標を達成していると、この取り組みの責任者である幹部が指摘した。
インテルの上級副社長兼技術開発事業本部長のアン・ケレハー氏は5日のサンフランシスコでの記者会見で、同社の四半期の節目に基づくと、「先を行っているかもしくは順調に進んでいる」と述べた。
インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は製造技術のリーダー的地位を奪還する方針を表明。同社は製造技術の実現が当初の計画より5年間遅れた経緯もあり、ケレハー氏のチームはこの遅れを取り戻そうとしている。同グループは前例のないペースで新プロセス導入の取り組みを加速させている。現在では台湾積体電路製造(TSMC)やサムスン電子が製造技術でインテルを追い抜いたというのが大方の見方となっている。
ケレハー氏は、大きな遅れが出ないように緊急時対応計画を用意するなど、同社が過去よりも現実的なアプローチを取っていると説明。全ての作業を自社で行うのではなく、設備のベンダーにも協力を求めることが増えているという。
原題:Intel Says It’s on Course to Regain Chip Production Leadership(抜粋)
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著者:Ian King
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