「年上部下」との軋轢を和らげる3つのステップ 日本一のホストは究極のプレイングマネジャー
昇級して年上部下を持つことになったら、職場のスタッフに向けてあいさつする機会や、あるいは社内の共有連絡ツールでも構いませんが、まずは自分自身の意思や考え方を発信しましょう。僕なら、こんな感じです。
「経験不足は否めず、迷惑をかけることが多々あると思います。だから皆さん、いろいろと教えてください!」
決裁権は「こう使いたい」と意思を伝える
このように、社歴が短い点や経験が足りない点を素直に認めます。そのうえで、「上との交渉は頑張るので、アイデアや意見があれば、必ず直接自分に伝えてほしい」と、自分の決裁権は、みんなが働きやすい職場環境づくりに使いたいという意思を伝えます。「必ず」と「直接」という言葉を含めることで、頼ってほしいという印象を与えます。
職場のスタッフたちの性格にもよりますが、役職によって仕事の内容と役割が変わっただけで、偉い・偉くないといった人間の優越とはまったく関係ないという点を打ち明けてもいいでしょう。
ただし、絶対にやってはいけない行為があります。それは、年上の先輩たちに対して申し訳なさを感じてしまい、「すいません」と謝罪することです。謝罪は非を認めて受け入れる行為。謝罪をしてしまったがゆえに、上司と年上部下の精神的な立場が逆転してしまう恐れがあります。会社が決めた人事なのですから、堂々と役割をまっとうすべきです。
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