11月11日に優先株発行による増資を発表した島根銀行(詳しくはこちら)。直近、2022年3月期の自己資本比率は6.51%だ。全国に99ある地方銀行の中でも最低水準で、6%台は島根銀と福井の福邦銀行(6.44%)の2行しかない(自己資本比率ランキングは下図)。
一方、地銀の中でトップは長野県首位の八十二銀行で17.62%と突出して高い。2022年10月には長野銀行との経営統合を発表した。地銀で自己資本比率が10%を超えるのは36行と全体の3割強だ。
財務改善だけでなく、増資の結果も問われる
では、今回の増資で島根銀の自己資本比率はどこまで上昇するのか。
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