気が付けば「経済大国」、勃興するインドネシア 今後も経済発展を続け、大国への道を歩むのか

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インドネシアの人口は約2億7000万人で、中国、インド、アメリカに次ぐ世界第4位。今でも毎年300万人強のペースで増加しており、その規模はほぼシンガポール1国分に相当する。
経済大国化は夢物語ではなく、OECD(経済協力開発機構)は2032年に購買力平価ベースのGDPでインドネシアが日本を追い抜くと予測している。 
今後も経済発展を続け、政治的な安定を保って大国への道を順調に歩んでいくのか。全4回の特集「勃興するインドネシア」で巨大な潜在力を秘める群島国家に迫った。

第1回
「日本超えも秒読み」経済大国インドネシアの実像

首都ジャカルタの中心部に立つガマタワーはインドネシアで一番の超高層ビルで高さ285.5メートルを誇る。最上層67階のバーのオープンテラスからきらびやかな夜景を見渡すと、誰もがこの国の隆盛ぶりを感じずにはいられないだろう。最近のインドネシアは、世界的な話題にこと欠かない。>>第1回の記事はこちら

第2回
インドネシア市場で日系企業が中韓に「SNS敗戦」

日本の人口ピラミッドとはちょうど逆で、インドネシアにおけるデジタルネイティブ世代の層は厚い。1981~1996年に生まれたミレニアル世代と1990年代後半〜2012年生まれのZ世代が人口のおよそ半分を占め、SNS人口も約1.7億人と日本とは桁違いだ。>>第2回の記事はこちら

第3回
インドネシア「大国外交」と地盤沈下する日本

世界が中国やロシアを中心とする陣営と欧米や日本を中心とする陣営にブロック化していくことが懸念される中、非同盟主義を貫くインドネシアはその中間のグループに属するといっていい。日本はどう協力を進めていくのか。>>第3回の記事はこちら

第4回
「民族と宗教」に地雷抱えるインドネシア政治の不安

2024年2月には次期大統領選挙が実施される。今、名前が挙がる3候補は、インドネシアの政策的方向性を一変させることはないだろうとの見方が支配的だ。しかし、無視できないリスクもある。>>第4回の記事はこちら

舛友 雄大 中国・東南アジア専門ジャーナリスト

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ますとも・たけひろ / Takehiro Masutomo

カリフォルニア大学国際関係修士。2010年中国メディアに入社後、日本を中心に国際報道を担当。2014年から2016年までシンガポール国立大学で研究員。

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