「日本超えも秒読み」経済大国インドネシアの実像 急拡大するデジタルとEVの争奪で日本勢は苦戦

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今後も経済発展を続け、政治的安定を保って大国への道を順調に歩んでいくのか。全4回の特集『勃興するインドネシア』で巨大な潜在力を秘める群島国家に迫る。

ジャカルタ中心部の夜景。インドネシアは高さ200メートル以上の超高層ビルの合計数で日本と肩を並べた(筆者撮影)

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首都ジャカルタの中心部に立つガマタワーはインドネシアで一番の超高層ビルで高さ285.5メートルを誇る。最上層67階のバー「ヘンシン」のオープンテラスからきらびやかな夜景を見渡すと、誰もがこの国の隆盛ぶりを感じずにはいられないだろう。

「ゴールデントライアングル」とも呼ばれるこの一帯では、目抜き通りのスディルマン通りータムリン通り沿いに、ここ5年ほどで摩天楼が雨後のたけのこのように立ち上がった。

インドネシアは高さ150メートル超の高層ビルの総数でタイを抜き去り、同200メートル以上の超高層ビルの合計数でも日本と肩を並べた。筆者が立つこのビルも、同じ市内に間もなくオープンする南半球一となるオートグラフタワー(382.9メートル)に追い越される定めだ。

ジャカルタではQRコード利用が瞬く間に屋台にまで普及し、現金を受け付けないフードコートもある(筆者撮影)

ジャカルタ中心部では、クラクションがけたたましく鳴り響く中、バスの停留場やMRT(都市高速鉄道)の工事が昼夜を問わず続く。歩行のしにくさで世界的に知られた歩道も舗装が進みつつある。そして目をチカチカさせるほどの巨大ディスプレイがあちこちに出現している。

QRコード利用が瞬く間に屋台にまで普及し、現金を受け付けないフードコートすら登場した。毎週日曜のカーフリーデー(歩行者天国)には、若い家族連れがおしゃれな服に身を包み、笑顔で車道を闊歩する。

経済活況に沸くインドネシア

最近のインドネシアは、世界的な話題にこと欠かない。

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