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アスリートの能力を減弱させる「座りがちな生活」 プロサッカー選手は「1日8時間以上」座っている

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有力機関による調査・研究リポートからビジネスに役立つ4つのトピックをえりすぐり、そのエッセンスを紹介。

①アスリートの日常生活の過ごし方
トップ選手でも座りがちな時間が長い

・KDDI総合研究所「アスリートは座りがち」(2022年11月2日)

・KDDI総合研究所 招聘研究員 髙山史徳(https://rp.kddi-research.jp/atelier/column/

ストレッチをする女性
日常生活で座りがちだと、練習の効果が減弱してしまう可能性もある(写真:PIXTA)

本リポートは、アスリートは日常生活でも活動的と思いがちな常識を覆す興味深い事実を報告している。

100万人以上のデータに基づく研究で、1日9時間以上座っている人は死亡リスクが高いことがわかっている。WHO(世界保健機関)は2020年に「運動・身体活動および座位行動に関するガイドライン」を発表し、座りがちな行動は最小限にとどめることを推奨している。

ところが、アスリート対象の研究によると、座りがちな時間は、トッププロサッカー選手が8.3時間、23歳以下の漕艇(そうてい)選手が11時間(平日)だった。

一般男性20人に同一の持久系トレーニングを課した研究では、日常生活の身体活動量が多い人ほど、最大酸素摂取量が向上する傾向が見られた。

酸素摂取量の向上は、立位での会話や歩行など低強度の生活活動と有意な相関関係があり、中・高強度の活動とは相関が見られないこともわかった。アスリートが日常で意識すべきは低強度の活動であるということだ。

同じ練習をしても、日常の過ごし方次第で得られる効果が変わる可能性もある。アスリートは座りがちな行動に気を配るべきだと筆者は指摘している。

②フィリピンで流行したNFTゲーム
コロナ禍に苦しむ国民の新たな収入源

・外国為替貿易研究会「フィリピンにおけるブロックチェーンゲームの流行」『国際金融』1361号(2022年10月)

・国際金融情報センター アジア第2部 主任研究員 久詰陽子

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