有力機関による調査・研究リポートからビジネスに役立つ4つのトピックをえりすぐり、そのエッセンスを紹介。
①急拡大するクリエイターエコノミー
国内市場規模は推計1.3兆円
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング「国内クリエイターエコノミーに関する調査結果」(2022年10月17日)
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング 経営コンサルティングビジネスユニット 経営コンサルティング第1部
YouTubeなどのプラットフォームを通じてコンテンツやスキルを提供するクリエイターが増加中だ。その活動を支援するサービスも多数登場。クリエイターをめぐる経済圏が急拡大し、三菱UFJリサーチ&コンサルティングとクリエイターエコノミー協会は国内市場規模(2021年)を1兆3574億円と推計する。
従来クリエイターはコンテンツにひも付く広告で収益化を図るケースが多かった。近年は、限定的な範囲のユーザーを対象にコンテンツやモノを直接販売したり、ファンコミュニティーを構築して課金したりするプラットフォームが登場したことにより、クリエイターの「活動の場」と「収益源」が多様化している。一方で、コロナ禍の長期化に伴い「おうち時間」が増えたことで、ユーザー側のコンテンツ消費量も拡大している。
国内のクリエイター数は約822万人。6割が収入を得ているとみられ、専業クリエイターは半数近くが毎月20万円以上を稼いでいる。10〜30代のデジタルネイティブ世代を中心に、潜在クリエイターは2200万人に上るとみられ、クリエイターエコノミーは経済成長のエンジンとなる可能性を秘めている。
②カナダが打ち出したAI国家戦略
人材養成とエコシステム構築を推進
・KDDI総合研究所「AI研究のハブとして浮上するカナダのAI戦略」(2022年10月)
・KDDI総合研究所 リサーチフェロー 林 イラン (https://rp.kddi-research.jp/article/RA2022020)
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