ちなみにボディサイズは、全長4570mm×全幅1840mm×全高1620mm。ホイールベースは、2655mmで、トレッド幅はフロント1590mmでリヤ1605mm。各サイズについては全グレード共通となっている。
出揃ったホンダSUVシリーズ、3車種を比較する
正式発表となり、ボディサイズなどの詳細もわかったZR-V。ここで気になるのが、ホンダの「ヴェゼル」「CR-V」との違いだろう。ボディサイズは、ヴェゼルが全長4330mm×全幅1790mm×全高1590mm(e:HEV Z/FF)でコンパクトSUVに属する。CR-Vは全長4605mm×全幅1855mm×全高1680mm(e:HEV EX/FF)と、ホンダが国内で販売するSUVとしては最大級となり、ZR-Vはちょうどその中間を埋める形になる。
ZR-V 全長4570mm×全幅1840mm×全高1620mm
ヴェゼル 全長4330mm×全幅1790mm×全高1590mm(e:HEV Z/FF)
CR-V 全長4605mm×全幅1855mm×全高1680mm(e:HEV EX/FF)
パワートレーンについては、ヴェゼルが1.5Lハイブリッドを中心に、Xグレードのみ1.5Lガソリンエンジンというラインナップ。ハイブリッドモデルの最大出力はエンジンが78kW[106ps]/6000~6400rpmで、モーターが96kW[131ps]/4000~8000rpm。ガソリンエンジンモデルの最大出力は87kW[118ps]/6600rpmだ。
一方のCR-Vは2.0Lハイブリッド車と1.5LVTECターボを用意し、それぞれにFFと4WDを設定している点でもZR-Vに近いパッケージングだ。ハイブリッドモデルの最大出力はエンジンが107kW[145ps]/6200rpmでモーターが135kW[184ps]/5000~6000rpm、ガソリンモデルの最高出力は140kW[190ps]/5600rpmと、ほぼZR-Vに近いスペックを誇る。
ただし、ZR-Vのハイブリッド車は、ホンダ初のスポーツe-HEVを搭載したSUVであり、車重もCR-Vに比べれば軽いので、よりスポーティさが際立つ。そのほかZR-Vやヴェゼルは5人乗りのみだが、CR-Vはガソリン車に3列シート・7人乗りを設定している点も大きな違いだろう。
また、今回発表された価格を見ても、ZR-Vは294万9100円~411万9500円、ヴェゼルは227万9200円〜329万8900円、CR-Vは336万1600円~455万8400円と、ちょうど中間になっている。このあたりは、トヨタや日産に比べて手薄だったミドルクラスSUVの拡充を図った形になる。
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