勉強しても身に付かない大人は復習ができてない 放っておけば大抵のことは忘れてしまうだけに

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ところが、海馬はすぐに居眠りしやすく、サボりやすい性格。本来、そんな海馬が長期記憶に残そうと覚醒するのは、自分が生き延びるうえで必要な危機や命に関わるような重要な情報です。英文法も法令も計算式も海馬からしてみれば何の魅力も感じません。そこを何とかして、海馬に「やばい! 重要だ」と思わせて長期記憶へと送り込むことが重要なのです。

『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』
(イラスト:うのき)
『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』(サンマーク出版)
(イラスト:うのき)

仕入れた情報はフレッシュなうちに反復すべし

そして、せっかく情報を仕入れても、そのまま放置してしまうと、怠け者の脳はどんどん忘れていく一方です。これは、効率よく頭を働かせるために、脳が重要だと判断したもの以外をどんどん捨てていこうとするため。

これは、ドイツの心理学者エビングハウスによる「忘却曲線」という実験結果からも明らかです。この実験は、記憶力に自信がある人と自信がない人に、意味のない単語を10個覚えてもらい、時間の経過とともにどのくらい忘れるかを調べたもの。結果は、記憶力に自信がある人もない人も、1時間後には半分忘れていました。24時間後には7つ忘れ、48時間後には8つの単語を忘れていました。

忘却曲線

せっかく脳に届けた情報も、何もしなければ忘れる確率のほうが高いと言わざるをえません。そうならないためには、仕入れたての情報はフレッシュなうちに反復すること。何かの学習を始めたら、毎日コツコツとその情報を脳へと送り続けることで、しっかり記憶に定着させることができるのです。

もし、覚えたいことがあるなら、1分、いいえ30秒でいいので、意識的に何度も何十回も覚えたいことを見たり、声に出したりするのがいいでしょう。そのように反復することによって、脳が「これは重要なのでは?」と長期記憶と判断します。

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