超一流の人は考え続け、エレガントに解決する
<1997年〜1999年 《リベンジ》
アップル社への復帰、同社の業績改善に向けて>
いざ問題に取りかかると、複雑さが見えてきて、ややこしい解決策ばかり思いつくものだ。たいていの人はそれ以上考えない。その解決策でも少しの間ならうまくいくことも多いしね。だけど、超一流の人は考え続けるんだよ。根本的な問題を見つけ出し、どのレベルでも使えるエレガントな解決策にたどり着く。Macで目指していたのが、まさにこれなんだ。
――『AppleDesign』 1997年
(妻ローリーンとの馴れ初めについて)
駐車場で車に鍵を差し込んだ時、自分にこう問いかけたんだ。
「もし今夜がこの世で最後の夜だとしたら、私はビジネス会議に行きたいだろうか、それともこの女性と過ごしたいだろうか?」ってね。
駐車場から駆け足で引き返して、彼女をディナーに誘ったよ。OKしてくれたので、2人で街に繰り出したんだ。それ以来ずっと一緒にいる。
――『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』誌 1997年1月12日
アップルには素晴らしい資産があるが、何か手立てを講じないと、この会社はえっと、えっと、何て言えばいいのかな。つまり、その、死んでしまうかもしれない。
――『TIME』誌 1997年8月18日
ビル・ゲイツが半年ほど前に話した内容を読んだよ。「20代は死にものぐるいで働いた」と書いてあった。彼の気持ちがよく分かる。私も20代は死にものぐるいで働いたからね。文字通り年中無休で、毎日長い時間働いていた。(中略)だけど、そんな生活はいつまでも続けられないし、誰も続けたくはない。
――『TIME』誌 1999年10月10日
アップルの原点は、大衆向けのコンピュータをつくることだった。
企業向けのコンピュータではない。
デルやコンパックのような会社は、世の中にはこれ以上要らないよ。
――『TIME』誌 1999年10月18日
無料会員登録はこちら
ログインはこちら