「金持ちすぎる」英スナク首相に庶民が示す懸念 裕福な政治家に慣れている英民でさえ…

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リシ・スナク、スナク首相
25日にイギリスの新たな首相に就任したスナク氏(写真:Chris J. Ratcliffe/Bloomberg)

イギリス新首相、リシ・スナク氏について1つはっきりしていることがある。それは、彼が大富豪であるということだ。ある者たちは、あまりに金持ち過ぎるという。

ロンドンのタイムズ紙は、スナク氏とアクシャタ・マーティ夫人の資産を8億ドル以上と推定し、今週スナク氏が保守党党首選挙に当選して首相になると、すぐに批評家たちがこれを取り上げた。

批評家たちは浮世離れしているとスナク氏を非難し、多くの国民が生活必需品の購入と家に暖房を入れることのどちらに支出するか真剣に悩んでいる国を、大富豪がどう治めるのだろうといぶかった。

スナク氏の裕福さは「極端な例」

債務残高を減らすために、スナク首相の政権は公共支出の削減と増税を発表する見込みだが、一般世帯の家計の負担になるかもしれない。

広報コンサルタント会社サヴァンタ・コムレスの政治調査ディレクター、クリス・ホプキンズ氏は、イギリスの有権者、特に保守的な有権者は、自分たちの議員が自分たちより裕福な場合があることを一般に受け入れており、議員が裕福であったり、成功者であったりしても気にしないと述べる。例えば、前首相のデイヴィッド・キャメロン氏も裕福に見られていたが、その財産はスナク氏よりはるかに少ない。

「他人が裕福でも気にしないが、リシ・スナクは非常に極端な例だ」とホプキンズ氏はいう。

さらに、生活費危機が続く間、スナク氏は、自分らがますます貧しくなっていると感じる一般庶民を支配する「とてつもない富豪とみなされることになる」と付け加える。「そして、それはいいこととは受け止められない」とホプキンズ氏は見る。

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