企業価値は1300億円!米地域密着型SNS

ネットは「狭い世界」へ向かっている?

近隣住人のみで利用できるSNS「Nextdoor」を立ち上げたニラウ・トリアCEO(写真:Jason Henry/The New York Times)

 町内のご意見番を求ム

 かねてからネット企業が是非とも自社のサービスを利用してもらいたいと願う人材。それはアイザック・ゴンザレスのような人だ。

34歳。既婚男性。子供もいて、住民組織のリーダーとして周囲に一目置かれている。地元カリフォルニア州サクラメントの役所の人たちや商店主などの間でも顔が広い。ゴンザレスが何か地域社会の問題に関わり出したというと住民たちは耳を傾ける。

サンフランシスコを拠点とするソーシャル・ネットワーキングのスタートアップ企業、Nextdoor(ネクストドア)は、ゴンザレスのような人の意見や提言こそが同社のネットワークを広げていくカギになるものと考えている。そして地元の商店、その他の事業者に収入源をもたらすだろうと期待する。

「共同社会を築くことはものすごく難しい」と、Nextdoorのニラウ・トリアCEOは語っている。「本物の信頼が不可欠だ」。

投資家に大物と見込まれたNextdoor。3月4日にはベンチャーキャピタル(VC)会社のレッドポイント・ベンチャーズやインサイト・ベンチャー・パートナーズから新たに1億1000万ドルの資金を調達したことを発表する運びとなった。創業3年半にして評価額は約11億ドルに達している。つまりハイテク業界で急増中の評価額10ケタのスタートアップに仲間入りした。

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