そして駒込駅の田端寄りの改札口(東口)はホームの下、低い位置にあるのに対し、巣鴨寄りの改札口(北口・南口)は橋上駅の形でホーム上にあり、高低差が極端だ。
東口側には庶民的な商店が連なっている。山手線は駒込から巣鴨へ向けて堀割の中を走る。両側の斜面にはツツジが多く植えられており、春には人の目を楽しませる。一方の台地上は、閑静な住宅街。駅周辺には中層住宅、ビルが集まる。
駅メロは「さくらさくら」
東京メトロ南北線は巣鴨寄りの本郷通りの地下を走っており、駒込駅は山手線よりさらに深い位置に設けられた。1971年に都電が廃止されて以来、接続する鉄道がなかったが、1991年に同線の駒込―赤羽岩淵間の開業により、再び乗り換え駅となった。ただ南北線は1996年に四ツ谷まで延長されたため、都心方面への山手線への乗換客が減り、JR駒込駅の乗降客数は減少傾向となっている。
駒込駅の「駅メロ」は「さくらさくら」だ。地域を象徴する曲として地元商店街からJR東日本への要望で実現した駅メロディで、2005年に春季のみの期間限定で始まり、後に季節を問わず流れるようになっている。
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