会社員「家なしアドレスホッパー」の非日常生活 月額4万円超、定額制住み放題で90拠点を移動

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 とはいえ、2年半で培った移動のコツもある。 

「たとえば東京から長野に行くなら、間にある富士吉田、甲府、八ヶ岳に滞在するんです。最終目的地までにいくつか中継地点を挟むことで、一回の移動距離を短くする。50km圏内を目安にすると移動はラクになりますね」。

教訓② 中継地点を設けて一回の移動距離を短くするべし!

失敗③ 根なし草がゆえの“孤独感” 

(写真:OCEANS編集部)

何かあったらいつでも戻れる場所がある。それがつまり「家」という存在なのだが、家を持たない西出さんの場合ホームがない。心の拠り所がないという問題があるという。

 「全国に知り合いがいて、いろいろな地域コミュニティに所属してるとはいえ、そこに根を生やしているわけじゃないので、関わり方は限定的になります。相手も『西出はいなくなる存在だ』って思っているでしょうし。

気の持ちようだとは思いますが、ふとしたときに孤独を感じることはありますね」。

まさに今、西出さんはホームがないゆえの孤独感をどうにかしようと、新しいチャレンジを試みている。

ご近所さんからもらった新鮮な野菜で鍋を作ることも(写真:OCEANS編集部)
 

「実は今、長野県塩尻のシェアハウスに滞在していますが、ここを実家のような拠点にしようと思ってます。『ADDress』外で個人契約を結び、アドレスホッパーは引き続き継続する方法。 
 
塩尻はご近所付き合いがあり、お向かいさんから野菜をいただいて調理することもあります。のどかでいい場所ですよ。実家的な存在ができれば精神的な安定が高まり、塩尻から持続可能な仕事をもらうチャンスも増えると思います」。 

教訓③ 長期アドレスホッパーは実家的な拠点を作るべし! 
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