日本が「円安貧乏」から脱却する3つの地道な方法 やっぱりピンチをチャンスに変えるべきときだ

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10日からはいよいよ秋競馬。中山競馬場では、サマーマイルシリーズの掉尾を飾る京成杯オータムハンデキャップ(第11レース、距離1600メートル、G3)が行われる。

夏競馬が行われていた新潟、札幌、小倉などの平坦なコースとは違い、中山は坂があって力が要る馬場であり、なおかつ開幕週で高速馬場となることが予想される。昨年、人気薄のコントラチェックが2着につけた(同じ持ち回り連載の筆者の1人である山崎元氏が見事に予測していた)ように、今年も波乱の展開がありうるところだ。

「京成杯AH」の本命は大型の逃げ馬ベレヌス

ということで、筆者の選択はベレヌス。典型的な「冬場に弱く、夏場に強い馬」であり、「開幕週は逃げ馬を買え」という作戦である。500キロを超える大型馬なので、57キロとなる斥量増も何とかこなしてくれるとみる。

ベレヌスは中京記念(7月24日)を勝っているので、「サマーマイルシリーズ」のポイント獲得ではウインカーネリアンに次ぐ第2位。鞍上の西村淳也騎手も、「サマージョッキーズシリーズ」の第3位である。

このレースに勝てば、ともに逆転優勝の可能性がある。ちなみにサマーマイルシリーズのチャンピオンになると、馬主に2400万円、厩舎関係者には600万円が交付される。またジョッキーチャンピオンには100万円+30万円の賞品が交付される。この週末、もっとも高いモチベーションを有するコンビであろう。

対抗には、過去に中山で3勝しているミスニューヨークを。また単穴はクリノプレミアム。同馬は前走、ヴィクトリアマイル(5月の牝馬G1)で大敗したから人気薄だが、オルフェーヴル産駒はえてしてこういうときに来るから油断がならない。あとは堅実なダーリントンホールと、ヒモ狙いにシャーレイポピーを挙げておこう。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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