【高校野球】甲子園で「白グローブ」が多かった謎 投手の間で密かに流行した見慣れぬアイテム
いったいなぜ、白色系のグローブが主流になりつつあるのだろうか。大阪府内の野球用品店『太陽スポーツ』のスタッフ・伊東直紀さんに話を聞いた。
「理由の1つに、熱中症対策が考えられます。2年ほど前から近年の猛暑への対策として、従来の黒色スパイクだけでなく、白色スパイクの着用も許可され、今では多くの高校が白色を採用しています。グローブでも熱がこもりにくい色がはやりはじめたということでしょう」
トレンドになったもう1つの理由
もう1つの理由として、高校球児たちのある特性が関係しているのではと話す。
「プロ野球選手や強豪校の選手が使っている野球道具が“いいもの”として認識され、球児たちの間で流行するというケースはこれまで何度もありました。白色系のグローブは何年も前から売られていましたが、ここ2、3年で大手スポーツメーカーが大きく展開し始め、そのスタイリッシュな見た目に憧れた球児たちがマネをしたとも考えられます」(伊東さん)
実際に『太陽スポーツ』でも店頭に並ぶグローブの約4割が白色系となっており、その人気は右肩上がりだという。
「薄い色のグローブは汚れやすく、手入れが大変なんですが、今年の甲子園であれだけはやっているのを目にすると、来年は白色系のグローブがより増えるかもしれませんね」(伊東さん)
グローブの色が来年の見どころの1つになるかも!?
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