中国のロシア産エネルギー依存が引き続き拡大している。ロシアによるウクライナ侵攻開始以降の原油や石油製品、天然ガス、石炭の購入額は計350億ドル(約4兆8000億円)と、1年前の約200億ドルを上回っている。
7 月のロシア産石炭輸入は前年同月比14%増の740万トン。鉄鋼業界向けの原料炭は63%増の200万トンに達した。ロシアは現在、インドネシアを抜き中国最大の石炭供給国となっている。また、ロシアからの原油輸入は715万トンと、6月から減少したものの、前年同月との比較ではなお8%上回っている。
液化天然ガス(LNG)輸入も前月から減少し約41万トンとなったが、前年同月比では20%増加。パイプライン経由の輸入はこの数字に含まれていない。
景気減速にもかかわらず、中国は7月、ロシア産エネルギー製品への支出を前年同月の47億ドルから72億ドルに拡大。エネルギーがロシアからの輸入全体の70%を占める。
原題:China Boosts Spending on Russian Energy to $35 Billion Since War(抜粋)
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著者:Ailing Tan
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