誰からも好かれる「話しやすい人」にある共通点 他人に対して興味を持つことがすべての基本だ
いずれにしろ、私は誰かと知り合い、ゆっくり話す機会があると、その人がどこで生まれ、どこで暮らしているのか、どのような子ども時代、青春時代を過ごしたのか、今、どんな仕事をしているのか、いつ、なぜその仕事を選んだのか、日々どのようなスケジュールで生活をしているのか、どのような価値観を持っているのか、といったことが知りたくて仕方がありません。
いきなり質問攻めにすると、相手は「この人、距離感がおかしい」とびっくりして警戒心を抱くでしょうから、様子を見ながら少しずつ会話と質問を重ねていきますが、私がいろいろな方から「話しやすい人だ」と思われているとしたら、そんな私の性質によるところが大きいのではないかという気がします。
人の話を聞くことで、他人への興味がわいてくる
今、「話しやすい人だと思われたい」と考え、このコラムを読んでおられる方の多くは、基本的には他人への興味を持ち合わせているのではないかと、私は思います。
なぜなら、「話しやすい人だと思われたい」と考えるのは「他人と関わりたい」という気持ちがあるためであり、「他人と関わりたい」という気持ちは、他人への興味につながっていくからです。
でも、もしかしたら中には、「他人にあまり興味が持てない」という人もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、それも1つの生き方です。
「他人と深く関わって、人間関係で余計なストレスを感じたくない」「誰にも深入りせず、1人でいたほうが気がラク」「他人の好ましくない面を知るのが怖い」といった理由で人に興味を持たないようにしているのであれば、そして他人にあまり興味を持たなくても、日常生活で不便を感じていないのであれば、無理に他人に興味を持つ必要はないのではないでしょうか。
ただ、「話しやすい人と思われたい」「他人に興味を持てるようになりたい」という思いがあるのに、なかなか興味を持つことができない人もいるでしょう。