投資詐欺にあう人が引っかかる言葉の組み合わせ 「絶対」「儲かる」だけでは怪しいと思うのに…
オレオレ詐欺や架空料金請求詐欺をはじめとする、「特殊詐欺」(不特定多数の人に仕掛ける詐欺)は高齢者を中心に被害が高い水準で発生しており、その手口も巧妙になっていくことで知られています。
一方で、対面で特定の人を「だます意思」を持って財産を奪うのが一般的な詐欺。特に近年は投資にまつわる詐欺が増えています。
最近も芸能人を複数巻き込む投資のトラブルが話題になっていますが、お金の知識がなければ誰もが巻き込まれるおそれがあります。詐欺ではない普通の投資にもリスクが付き物ですが、どこからどこまでが「詐欺」にあたるのか、正確な知識を持っておいてほしいというのが私の想いです。
そもそも日本では金融教育を受けられる場がほとんどありませんから、みなさん独学です。かといって、給料もなかなか上がらず、金利も低くて貯金も増えない今の時代、投資しないと年金も心配……といった人も増えていることでしょう。
「絶対に儲かる」という人は「絶対に詐欺」
そこでここでは、最低限の詐欺を見破るガイドラインをお伝えします。
持ちかけられた話が詐欺かどうかを見極めるために、まず知っておいてほしいのが詐欺という手口は大昔から変わっていないという点です。
●異様に高いリターンを提示する
このいずれかの条件がそろっていれば、ほぼ詐欺と考えて間違いありません。特に2つともそろっていれば間違いなく詐欺でしょう。
シンプルに文字にすると、「それぐらい、わかっているよ!」と思う方もいると思いますが、このシンプルな2つの表現に「ビットコイン」とか「NFT」とか「メタバース」とか、ぼんやりとしか知らない単語が入っていると、かなりの人がだまされてしまうのです。
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