世界の「SDGs&ESG先進企業」ランキングトップ50 「世界で最も持続可能な100社」に日本は3社選定
世界的に先進的なSDGs(持続可能な開発目標)企業を知るにはどうすればよいか。それに役立つのが、2002年から世界経済フォーラム(ダボス会議)で発表されている「世界で最も持続可能な100社(Global 100 Index)」だ。
デンマーク企業が急伸
カナダの出版社、コーポレートナイツ社が選定していて、売上高10億ドル以上の上場企業約7000社を対象に、環境、社会、リスクマネジメント、ガバナンスの状況について24の項目で評価し、上位100社を公表する。企業の持続可能性について評価するという点で、世界的にも有数なランキングであり、注目度は高い。
気になる今回の結果だが、トップ2を飾ったのは、デンマークの会社。1位は風力発電を手がけるベスタス・ウィンド・システムズ、2位はバイオテクノロジーのクリスチャン・ハンセン・ホールディングス(HD)。2021年のランキングではともに20位台だったが、大きく順位を上げた格好だ。どういった点が評価されたのか。
例えばベスタスは風力発電機の世界的なメーカーで、欧米を中心にグローバルに事業を展開。今回のランキングで唯一、総合評価A+を獲得している。同社ではサステナビリティ実績をサプライヤーネットワークも含めたバリューチェーン全体の主要優先事項として確立。
資源循環ロードマップとガバナンス体制を公表し、CО2排出削減目標についてもパリ協定で合意した、産業革命前からの気温上昇を1.5度以内にする目標と整合性があることを、Science Based Targets(科学的根拠に基づく目標)イニシアチブにより確認している。
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