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驚きの「出生率2.9」、子育て世代が集まる山奥の町 20年前の「消滅危機」乗り越え町のサービス維持

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自然と第2子、3子を産んでくれる。充実した子育て支援を行う町が、中国山地の山中にある。

奈義町役場には「子育て応援宣言」の垂れ幕が掲げられている(写真:記者撮影)

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岡山空港から車を走らせること2時間。中国山地の山中に、全国トップクラスの合計特殊出生率を誇る町がある。岡山県奈義町の出生率は2.95(2019年)。子持ち世帯のうち半数以上が子どもを3人以上持つ。

「子どもが小さいタイミングでこの町にいられて運がよかった」。そう語るのは、自衛官の夫と一緒に町内にある日本原駐屯地に赴任してきた女性だ。現在、奈義町で2人の子どもを育てている。

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