18きっぷ越える衝撃、ドイツ「9ユーロ乗り放題」 地下鉄やバスなども含め1カ月有効、だが課題も

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ドレスデンからベルリンへは、ウェブサイトの時刻表によれば3回乗り継ぎで行けると案内されているが、いずれも途中駅でわずか3~5分の乗り継ぎを要求される。平気で10分遅れるドイツ鉄道、これはまずいのではないか……といささか不安になる。

乗り換え客で混雑する駅(撮影:橋爪智之)

そのベルリン方面へ向かうための最初のローカル列車は、案の定途中で減速し、ついには止まってしまった。結局乗り継ぎの時間を超えてしまい、いきなり詰んだかと思っていたら、接続列車は待っていてくれた。その乗換駅は、普段ならこれほどはいないだろうという大勢の人々が移動し、中にはスーツケースを持った人たちもいる。私と同じように、ベルリンへ向かおうという人たちに違いない。

接続列車は親切に待っていてくれたが、5分遅れて発車ということは、さらに次の乗り継ぎもまたギリギリになる。先ほどとまったく同じように、接続列車の発車時刻を過ぎてから到着し、乗り換え客は大急ぎで次の乗り換え列車に向かう。こんなことを繰り返し、なんとかベルリンへ到着できた。

市内の交通もそのまま使える

さんざんヤキモキしながらの旅となったが、ベルリンに到着してからは本領を発揮した。ドイツの首都だけあってベルリンは大規模な都市であり、地下鉄やバス、トラムが縦横に走り、郊外の湖にはフェリーも運行されているが、すべて9ユーロチケットが適用となる。それまでは1日乗車券や1回券を買っていたが、9ユーロチケットならそのまま利用できる。これは非常に便利だ。

ベルリン中央駅のホームは大混雑だった(撮影:橋爪智之)

ベルリンを散策した後、宿泊先のマクデブルクへ向かう。ベルリンからマクデブルクまでは、直通の快速列車があるが、これがとんでもない混雑だった。出入り口付近は立錐の余地もないほどで、2階建て客車の2階への階段部分にも大勢の乗客が座り込み、途中駅での下車は困難を極めた。

同区間は、普段もそこそこ利用客がいるが、これは明らかに普段とは違う状況だ。結局、終点のマクデブルクまで大混雑のまま到着した。この列車はそのままベルリンへ折り返すが、その折り返し列車にも下車したのと同じくらい多くの乗客が乗り込み、満員のままベルリン方面へ折り返していった。

マクデブルクの市内交通も、もちろん9ユーロチケットが通用するので、そのままホテルの最寄りまでトラムに乗車する。新たにチケットを買わなくて済むというのは本当に便利だ。

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