子の「わけのわからない大泣き」の謎を解くカギ 子どもがやる「イタズラ」には必ず理由がある
そこで、2つの大切なコツをお伝えします。まずは、「なんでも自分でやりたい」という気持ちを尊重して、子どもが自分でできることを少しずつつくり上げて習慣づけていきます。
例えばズボンをはく、靴をはく、カバンに持ち物を詰めるなど。どのズボンにするか選ぶ、どちらの足からはくか決める……といったように、やることを細かくバラバラに分けて教えていきます。
教えてもまだできない場合は、次の機会にすればOK。子どもの成長に合ったできることを少しずつ増やしていきます。いちばんよくないのは、「どうせまだできないから」「親がやったほうが早いから」と保護者がやってしまうこと。これだと、いつまでたってもできるようになりません。
急がば回れで小さなことを少しずつできるようにしていくと、子ども自身でできることが増え、自信がついていくのです。
朝晩の15分の時間を秩序づけてみる
2つ目は、朝起きてからの15分と夜寝る前の15分の時間を秩序づけてみましょう。これにより、子どもはとても落ち着くようになります。というのも、保育園は、集団生活で友だちといろいろな遊びができますが、その分プライバシーが少ないこともあります。
集中していても友だちの邪魔が入ったりすることも。それが夕方まで続きます。さまざまなことが毎日あり、秩序づけることができません。
そのため、家では朝と夜の15分をいつもと同じように過ごし、クールダウンさせてあげるのです。例えば夜、1日の終わりはママやパパとお風呂に入り、絵本を読んで寝かしてくれる。寝る前の最後の15分をいつもと同じ手順に。
朝は、自分でできる楽しいことをルーティンでさせてあげましょう。例えば、日めくりカレンダーを買ってきて子どもの目線にかける。「1日1枚破くのはあなたのお仕事だよ、お願いできますか?」と伝えます。朝起きると真っ先にそこへ行くようになり、数字も覚えるようになりますね。
自分でやりたいという気持ちを大事にしながら、生活を組み立ててみましょう。
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