青木さやかさん「有名になったのに孤独になった」 誰もが自分を知っているという恐怖に近い感覚

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「笑っとるやん」
「笑ってるね」
「楽しいことあったやないか」
「なにが」
「青木さん、いま笑ってただろう」
「いま、笑ってたことも忘れてしまうほど、わたしは限界である」
「まあ、ビールでも飲んで」
「どこまでいくんだろう」
「は?」
「いつまでわたしは忙しいのだろうか」
「しらん」

カメラの前で、笑っていくしかない

「倒れてしまいそうだよ、だけど明日になればまた、強いチカラでカメラの前に立つのだ」
「よいしょ!」
「よいしょってなに」
「かけ声よ」

厄介なオンナ
『厄介なオンナ』(大和書房)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

「ああ、明日はロケだよ、わたしはきっと」
「きっと」
「みんなを作り笑顔でだますのだ」
「よいしょ!」

「笑顔はすごいよ、自分もだませる。どんなに疲れていたとしても、泣きそうだったとしても、無理矢理の笑顔は気分をあげてくれるのだ」
「そうだな」
「笑顔のチカラはすごいから」
「そうだな、写真とろう」
「写真にうつるのはうまいよ、わたしは」
「そうだな」
「いつか本当に笑えるのかね、わたしは」
「よいしょ!」

青木 さやか タレント

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

あおきさやか / Sayaka Aoki

1973年 愛知県出身。タレント、俳優、エッセイスト。大学卒業後フリーアナウンサーとして活動後、上京し、タレントに。「どこ見てんのよ!」は当時の流行語にもなった。著書に『厄介なオンナ』(大和書房)、『母』(中央公論新社)など。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事