「恋愛対象」を選り分ける脳の冷徹なカラクリ 勝ち負けは一瞬で決まる!

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実験の中身はこうだ。恋をして幸せいっぱいの男女に好きな人の写真を見せ、脳がどのように活動するのかを計測する。すると、のどの渇きや空腹などを感じるときに活性化する「腹側被蓋野」(ふくそくひがいや)という部位が強く反応する。

腹側被蓋野は、爬虫類脳ともいわれる原始的な脳の一部だ。フィッシャー博士は言う。

「恋愛は、感情というより、抑えきれない脳の衝動。つまり人間は、本能的に恋をしている」

恋愛は麻薬と同じ?

そして恋に落ちると、強く反応した腹側被蓋野から、快楽を与える物質「ドーパミン」が分泌される。ドーパミンは天然の興奮剤。これが脳内を駆け巡り、集中力や高揚感、やる気を起こさせ、人間の力になっているという。

さらに驚くのは、欲望をつかさどるこの腹側被蓋野は、コカインなどの麻薬を摂取した時にも強く反応して、ドーパミンを分泌させる場所なのだという。だから人間は、激しい恋に落ちると、その快楽に溺れてしまうことがあるのかもしれない。

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