株価が長期上昇!「いい決算」3つの簡単見抜き方 決算説明資料から企業の成長を読み解く技とは
決算書と一言でいっても、
・決算短信
・有価証券報告書
という3つがあります。
「決算説明資料」が一番わかりやすい!
その中でも一番しっかりと見ていきたいのは、上場企業が決算発表の際、投資家向けに独自に作った「決算説明(会)資料」です。ただし、決算発表の際に決算説明資料やその動画バージョンを発表していない企業もあるのでご注意ください。発表している企業に関しては、もし投資を考えているなら、ぜひ読むべきです。
決算説明資料では、
・業績好調(もしくは不調)の理由
・業績内容の内訳の確認
・企業の中期経営計画の有無とその内容
などを読み取っていきます。
この図は、マネーフォワード(3994)が2022年1月14日に発表した「2021年11月期通期決算説明資料」から抜粋した業績の推移を示したグラフです。
マネーフォワードは、家計簿アプリ「マネーフォワードME」やクラウド会計ソフトを提供しているお金系のIT企業です。さすが「見やすい、使いやすい」と評判の家計簿アプリを作っているだけあって、決算資料も非常に見やすく、わかりやすいですね!
この図は決算(売上高)の推移と内訳がシンプルにグラフ化されているだけでなく、
・文字の大きさ
・色使い
・スペースの使い方
なども、きちんと意識されていて、とても見やすいグラフになっています。
決算短信や有価証券報告書には、金融庁や証券取引所が決めたフォーマットがあって、どの企業もほぼ同じ体裁になります。
その点、決算説明資料というのは、特にフォーマットが決められているものではありません。ある意味、その企業の個性が出るので見逃せないのです。
ただし、決算短信、有価証券報告書は上場企業なら提出する義務がある法的な資料。いい情報も悪い情報もすべて掲載されています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら