ゼレンスキー「俳優時代の主演ドラマ」見るべき訳 ウクライナ大統領になったきっかけ「国民の僕」

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ウクライナ現職の大統領、ウォロディミル・ゼレンスキー主演ドラマ「国民の僕(しもべ)」が5月16日からNetflixの作品に並び、日本語字幕付きで視聴可能になった(写真:Kvartal 95/Eccho Rights)
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Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

大統領になるきっかけを作ったドラマ

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ウクライナ現職の大統領、ウォロディミル・ゼレンスキーの名を誰もが知ることになったのは、くしくもロシアによる恐ろしく痛ましい軍事侵攻がきっかけ。そして今、彼自身の軌跡を知りうる作品も世界的に話題になっています。それがゼレンスキー主演ドラマ「国民の僕(しもべ)」です。5月16日からNetflixの作品に並び、日本語字幕付きで視聴できるようになりました。笑いと機知に富み、巧みに作られた中身はさることながら、役柄の姿と現在のニュース越しの姿があまりにも重ね合わさって見えることに驚きを覚えるドラマなのです。

何より、ゼレンスキーが「国民の僕」で演じた役がそのまま「大統領」ということが大きいです。経緯としては、このドラマの成功後の2019年に、実際の大統領に当選し、現在に至るので、正確には自伝物語ではありません。それでも、不思議と延長線上として映ります。

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