大暴落に大慌て?「仮想通貨推しセレブたち」の今 リスク無視のイケイケトークに批判ブーメラン

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「人々が投資しているのは、本物のお金なのだ」。そう話すシカゴ大学助教授(マーケティング学)のジョヴァンニ・コンピアーニが行った研究では、若くて所得が低い人ほど仮想通貨の今後について過度に楽観的な見方をする傾向にあることがわかっている。「仮想通貨を宣伝する人々は、潜在的なリスクも隠さずに語るべきだ」とコンピアーニは言う。

ほとんどのセレブが取材依頼に「無反応」

仮想通貨の宣伝に協力してきたことについて、セレブたちは反省しているのだろうか。この点について、仮想通貨推しセレブの大部分は今のところ、沈黙を続けている。

クリプト・ドットコムには、同社の宣伝パートナーとなっているエンビードに話を聞きたいと取材のセッティングを要請したが、断られた。クリプト・ドットコムの昨年の宣伝で、仮想通貨の登場を航空機や宇宙開発の進化になぞらえていたマット・デイモンにも取材を申し込んだが、返答ははかった。

マット・デイモンのコマーシャルは、作品としては酷評されたものの、かなり広く見られていたものだ。クリプト・ドットコムの今年のスーパーボウルのコマーシャルに出演したバスケットボールのスター選手レブロン・ジェームズからも、取材依頼に対する返答はなかった。

アカデミー賞受賞女優のリース・ウィザースプーンは12月にネット上で「仮想通貨は今後も消えることはない」と自信満々に語っていたが、コメントの求めに応じなかった。同じくアカデミー賞受賞女優として昨年末に自身の名を冠したビットコインプレゼント企画が開催されたグウィネス・パルトローからも、返事はなかった。

ツイッターで1700万人近いフォロワーがいるパリス・ヒルトンは、クリプト(仮想通貨の意味)とイーサー(仮想通貨イーサリアムの略)と名付けた子犬をひざに乗せて優しく話しかける様子をフォロワーに見せていたが、コメントの求めに反応なし。

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