ランドセル選び「GWがピーク」親もヘトヘトの実態 年々早まり「年中さん」から検討する人もいる

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緊急事態宣言の影響を最も受けた2020年でさえ、2018年よりも購入時期は早まっている。

百貨店は専門店とは違い、予約がなくてもさまざまなランドセルを一度に見られることが利点だ。コロナ禍に入って、感染状況に敏感な地方グループ店は苦戦を強いられたが、首都圏(新宿)の売り上げは前年同様だという。同社では今年のGWにランドセルを見に来る人は増えると予測している。

「ランドセルはただのモノではない。ラン活という言葉も、ランドセルを選ぶこと自体をイベントと捉えて、思い出にしたいという気持ちから生まれた。長期休みのGWは、イベントの1つとして家族みんなでラン活を楽しむことができる」(伊勢丹新宿本店 森田さん)

とくに今年はこの2年間外出を我慢していたり、行事がなくなったり、祖父母と長らく会えていなかった人などが動くと見ている。

ただ、「コロナ前は祖父母と一緒に各家庭4〜6人で来店していたが、コロナ禍以降は、高齢者の同伴は少ない。それでも、シックスポケットは健在で、金額を気にせず買っている人が多い印象。6〜7万円台のランドセルが主力商品で、値段よりも子どもが気に入ったものを選んで買っている」(森田さん)という。

祖母たちもラン活で情報交換

ママ友だけではなく、祖母たちも「友だちが孫と一緒にランドセルを見に行った」など、情報交換しているようで、誰と一緒に見にいき、誰が支払ってくれるかもラン活では重要なポイントのようだ。

今年のトレンドは、アイボリーやミントグリーンなど淡い色。カーキやグレージュ、キャメルなど性別を問わないジェンダーレスの色味も人気だ。最近は、ナイロン製のリュック型ランドセルも増え、ますます選択肢が広がっている。

6年間使うものなので、親の誘導がゼロではないが、「以前に比べて『子どもが気に入ったものを選んでもらいたい』という保護者の思いは強くなっている。一時のキラキラしたパール系モデルも落ち着き、親が受け入れやすい色味が増えたことも要因だろう。また幼稚園や保育園でも性別で色分けすることもなく、子どもたちは自由に色を選ぶようになった。男の子の7割は黒ではあるが、ピンクがいいという子もいるほど」(森田さん)

また、コロナ禍でのラン活の特徴として、もう1つ挙げられるのが、WEBページの活用だ。12月ごろからネット検索する人が増え、それを各社がキャッチ、インフルエンサーたちも年明けからSNSで情報をアップし出す。

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