東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=126円台後半へ上昇した。米債利回りの上昇を背景に朝方に約20年ぶり高値を更新。その後、日本銀行の黒田東彦総裁が最近の円安はかなり急速と発言したことを受け、一時下落に転じたが、日米金融政策格差を意識したドル買い・円売りが根強く、値を戻した。米金融引き締め加速観測を背景にドルは円以外の通貨に対しても上昇。
市場関係者の見方
バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト
- 黒田総裁は全体として円安はプラスとの評価変えていないとも発言。大枠はまだ変わっていないのかなという気がするが、円安は急激ということで、今までの放任的な発言から少し変わったような印象はある
- ここからは米金利の動き、あとは来週の日銀の金融政策決定会合に向けての発言などが注目されるだろう
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