中国のコロナ死亡率「異常な低さ」が招く議論 流行し始めて2カ月で死者報告はわずか2人

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ブルームバーグが話を聞いた専門家によれば、中国では高齢者のワクチン接種率が比較的低く、国産ワクチンの効果も低めであることから、オミクロン株のまん延で死亡者が増えることは十分あり得る。そのため、報告された死者数が変わらないということが疑念を招いている。

香港では死亡率は感染者10万人当たり 739人

中国では高齢者のブースター(追加免疫)接種率はわずか57%。感染に厳しく対応するゼロコロナ政策はオミクロン株流行前はうまく機能していたが、このことは中国国民の間に自然免疫がほとんど形成されていないことを意味する。

コリニョン教授によると、中国の全体的なワクチン接種率は88%と良好だが、世界的にはもっと高い国もあるため、死亡率は感染者10万人当たり少なくとも100人になるはずだ。

上海と多くの類似点があるのが香港だ。多くの住民に中国製ワクチンが投与され、直近の流行前の高齢者ワクチン接種率は中国本土よりも低かった。香港では今回の流行で8700人余りが亡くなり、感染者10万人当たりの死者数は739人となっている。

原題:China’s Covid Deaths Data Questioned as Tally Lags Other Nations、China Reports 24,166 Local Covid Cases for April 14 (抜粋)

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著者:Shirley Zhao、Yasufumi Saito

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