反抗期の子を絶望させる親の何とも残念な接し方 期待は当然だが無理やり押し付けてはいけない
少数派かもしれませんが、親も子とともに命がけで1つの物事に取り組むことで、お子さんの才能が開花し、いい結果を生み出すことはあるでしょう。しかし、親の期待が子の希望に沿っていなかったり、子の個性や才能からかけ離れた期待であったりすれば、次第に子どもはつらくなってくるはずです。
子どもが苦しむのであれば、「期待の押し付け」であると言わざるを得ません。
もっとも、これは極端な例です。
なぜなら「期待の押し付け」は、お子さんのいるご家庭のほとんどで、ありふれた日常のなかに、かなりの頻度で、転がっているものだからです。
つい「早く!」と言ってしまう心理
「早くしなさい!」
と、お子さんを叱ったこと、親ならば一度ならずあるはずです。あと5分で家を出なければ学校の始業時間に間に合わないのに、お子さんがのろのろ身支度していれば、そう言いたくなるのも当然です。気持ちはよくわかります。ボクもタンニンとして言うことがあります(笑)。
他にも、
「早くお風呂に入りなさい!」
「早く宿題やりなさい!」
「明日も学校なんだから、早く寝なさい!」
なんて言葉をたたみかけてしまうこともありますよね。
もしかしたら似たようなことを、昨日も、今日の朝にも、何ならこの1週間毎日、お子さんに言っていませんか?
それ、まさに「期待の押し付け」です。
「早く身支度できる子になってほしい」
「お風呂の時間がきたら、すぐに入れる子になってほしい」
「自分から宿題ができる子になってほしい」
という、親から子への「期待の押し付け」なのです。
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