Twitter株9.2%取得、マスク氏が与えていた示唆 ジャック・ドーシー氏の退任直後から意図?

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米テスラを率いるイーロン・マスク氏がツイッターの株式9.2%を取得したことが明らかになったが、マスク氏はツイッター共同創業者のジャック・ドーシー氏が昨年11月に最高経営責任者(CEO)を退任した直後から株取得の意図をツイッターで示唆していた。

マスク氏は昨年12月1日に旧ソ連の独裁者スターリンの加工画像をツイッターに投稿。スターリンの顔部分をツイッターの新CEO、パラグ・アグラワル氏に差し替え、粛正された秘密警察の幹部ニコライ・エジョフの位置にドーシー氏を貼っていた。

この画像はアグラワル氏が前任のドーシー氏を追放したとマスク氏がみていることを示唆している。マスク氏とドーシー氏は長年、良好な関係にあった。

ドーシー氏は19年2月にツイッター上で最も刺激的で影響力の大きい人物は誰かと問われ、マスク氏と答えた。その後、マスク、ドーシー両氏は暗号資産(仮想通貨)ビットコインや、次世代の分散型ウェブの土台となると考えられている「ウェブ3」テクノロジーを巡る議論で見解を共有していた。

マスク氏は先月、「民主主義が機能するには言論の自由が不可欠」という原則をツイッターが厳守していると思うかとの投票をツイッター上で実施。「そうは思わない」との回答が70%を超えたことを受け、同氏は新たなプラットフォームが必要かどうかと質問するとともに、独自のプラットフォームの立ち上げを真剣に検討するとしていた。

マスク氏のツイッター株9.2%取得を明らかにした当局への届け出には購入理由の説明はなかった。同氏にコメントを求めるメッセージに返答はなかった。

原題:

Musk’s Twitter Move Follows Hint at Umbrage With Dorsey’s Exit(抜粋)

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著者:Craig Trudell、Giles Turner

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