GoTo再開前の「ブロック割」驚くほど複雑な中身 市町村が独自に行う割引利用して旅行する手も

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北海道・美瑛「四季彩の丘」(写真:kazukiatuko/PIXTA)

期間限定の割引きっぷを使うのも一案だ。例えば、JR北海道が6日間特急も含めて全線乗り放題1万2000円という「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」にも注目したい。

これはJR北海道の主な駅で利用開始前日までに購入するという条件があるが、この手のパスには珍しくゴールデンウィークも対象となっている。利用期間は6月30日までだが、発売数が上限に達した場合、期間中でも販売終了となる。

JR四国全線の特急自由席が3日間乗り放題で1万1000円の「四国アフターDC満喫きっぷ」も4月1日~6月28日のうち、1日以上土・日・祝日を含む3日間なら利用できるのでゴールデンウィークも対象となる。

結局、Go Toトラベルはいつから?

ブロック割ではなく、本家本元のGo Toトラベルがいつから開始されるのか、気になる人は少なくないだろう。

これについては2022年3月18日に行われた和田観光庁長官の会見での質疑応答で、記者からかなり突っ込んだ質問を受けている。だが長官は、感染状況などをふまえて再開を検討するとして、時期については明言を避けている。

いずれにせよ、開始がゴールデンウィーク開けの2022年5月9日以降となるのは確実といえそうだ。なお、Go Toトラベルの予算のうち、約7200億円は2022年度に繰り越しができず、予算規模の縮小によって、期間などが制限される可能性もある。

すでに述べてきたように、「地域ブロック割」は、全体的に制度が複雑でわかりづらい。割引を得ようとするなら、能動的かつまめな情報収集が欠かせないことは確実といえそうだ。

橋賀 秀紀 トラベルジャーナリスト

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はしが・ひでき / Hideki Hashiga

東京都出身の50代。早稲田大学卒業。「3日休めれば海外」というルールを定め、ほぼ月1回の頻度で海外旅行に出かける。訪問国は130カ国。共著に『エアライン戦争』(宝島社)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載した。Yahoo!ニュース エキスパート。記事の内容についてのお問い合わせ・取材の依頼などについてはこちらまで。

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