GoTo再開前の「ブロック割」驚くほど複雑な中身 市町村が独自に行う割引利用して旅行する手も

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Go Toトラベル再開に先駆けて始まる「地域ブロック割」とは?(写真: y.uemura /PIXTA)
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Go Toトラベル再開に先駆けて、2022年4月1日より県民割の利用対象者が拡大し、「地域ブロック割(ブロック割)」となる。その概要はすでに報道されているが、正直わかりづらい。現時点(2022年3月30日)で判明している範囲で「地域ブロック割」がどのようなものか、まとめてみた。

なぜ今「地域ブロック割」?

県民割(地域観光事業支援)は、観光庁の主導により2021年春以降導入されていた制度である。それぞれの都道府県在住者に限って、旅行商品や宿泊料金などの一部を国が補助するというしくみだ。細かな部分は都道府県によって異なるが、共通点は以下のとおりである。

・1人1泊あたり5000円、商品の50%を上限に割引を行う。さらに1泊につき2000円を上限にして土産物屋、飲食店、公共交通機関などで使えるクーポン券を上限2000円で提供する。例えば1万円のホテルに宿泊した場合、5000円割引となり、さらに2000円分のクーポンが付与されるので、トータルで7000円分がお得になる。
・日帰り旅行の場合は、1人あたり5000円、商品の50%を上限に割引を行う。さらに1回の旅行につき、クーポン券を上限2000円で提供する。

観光庁は当初、県民割を隣接県からの旅行も割引対象に拡げたのち、2022年1月以降、地域ブロック内からの旅行も割引の対象とする「地域ブロック割」に移行する予定だった。

だが、まん延防止等重点措置の対象となる都道府県の拡大にともない、隣接県を対象とした割引は一部の県が冬季の短期間実施したにとどまり、「地域ブロック割」は先延ばしとなっていた。

それが2022年3月21日、まん延防止等重点措置が全国で解除されたことにともない、当初の予定から3カ月遅れて導入されることになった。

地域ブロックは次の6つに分類される。

【北海道・東北】北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島
【関東】茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨
【北陸信越・中部】新潟、富山、石川、長野、福井、岐阜、静岡、愛知、三重
【近畿】滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
【中国・四国】鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知
【九州・沖縄】福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
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